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韓国:仁川(各国租界)

日本の他、イギリス、フランス、ドイツ、ロシア、オーストリア、イタリア、オランダ、ベルギー、デンマークの租界があった仁川。

租界を運営する《紳董公司》は下記の5人で構成された。

1.租界内に土地所有者代表者から3人(毎年1人ずつ選挙によって交替)
2.仁川に駐在する各国の領事のうちから1人
3.朝鮮政府の地方官吏(仁川監理)から計1人

租界内の土地は、該当外国人が入札によって永代租借権を取得する。実際はドイツ人が経営する商社の世昌洋行 Edward Meyer&Co. が多くの土地を買い占め、これを賃貸にしている。

各国租界の主導権争いは激しかったらしい。1.を選ぶ「土地所有者代表選挙」のたびに日米派と独英派が多数派工作を競った(仁川政略)。紳董公司を巧みに使って所有地周囲のインフラ整備をし、不動産価格を上げることもしている。

租界地の人口は日本人が2,491人の時、欧米人&中国人は計57人しかいなかった。だが土地の半分は賃貸だったため、租界時代の日本人は大いに不満を持っていた。

1910年に朝鮮半島は日本の統治になると、日本政府は「日本領に租界地があるのは如何なものか」という方針で各国と交渉。外国人の持つ永代租借権は土地所有権としてそのまま認めたものの、1914年には租界は廃止された。ちなみに世昌洋行が買いまくった(ドイツ人の)土地は、第一次世界大戦に敵対国となったため「敵国資産」として没収した。



朝鮮戦争では戦場にもなったことから、各国公園(現在の自由公園)周辺に建っていた、ジョンストン別荘(上海港湾施設工事で大儲けした英国人の4階建ての豪邸。のちに日本料理の仁川閣→米軍将校宿舎)・世昌洋行宿舎(1884年建築で韓国最初の洋式建築)・呉礼堂・パウルパウマン住宅、聖ルカ病院など、見応えある建築物はなくなった。

現存する見応えのある建築物・・・・

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済物浦クラブ
(市都有形文化財第17号)

1901年6月、仁川の租界に居住していた各国の社交場クラブとして建てられた。 設計はロシア人のSabatin氏。当時には社交室、図書室、読書室、ビリヤード場、テニスコートなどがあった。1914年に租界制度が撤廃されると、日本在郷軍人会仁川連合会が入って「精芳閣」、日本婦人会館となる。

戦後には米軍の将校クラブとして使用。朝鮮戦争が休戦した後、韓国最初の公立博物館「仁川市立博物館」が1989年まで。現在は仁川中区文化院として解放中。

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傾斜地に建っているため、下の階(32坪)が上の階(85坪)より面積が小さい。朝鮮戦争時もかろうじて残った洋館。

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(この玄関は改築後時に作られた)

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仁川市長官舎

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大韓聖公會仁川内洞敎會
(市都有形文化財51号)

1890年、英海軍従軍の Charles John Corfe 主教、内科医師 Eliber Landis によって、聖公会(イングランド国教会/Anglican Church)が仁川に布教に現れ、1891年に韓国初の聖公会教会「聖ミカエル教会」を設立した(聖公会仁川内洞教会)。翌年に仁川初の西欧式病院「聖ルカ病院」を建てる。

病院は1902年にロシア領事館となり、1904年の日露戦争仁川海戦時には日本赤十字病院になる。教会は日本併合時代の1934年に仁川伝道区にある。当時の教会は朝鮮戦争の時に一部焼失するが(聖ルカ病院は壊滅)、1955年まで中学校として利用。現在の建物は1956年6月に聖ルカ病院があった所に、当時の石を用いてほぼ同じデザインで再建した。

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パイプオルガンはなくピアノ。礼拝の時に跪くが、そのための座布団が完備されている。

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仁川沓洞聖堂
(史跡287号)

1889年、(フランス)パリ外邦宣教会所属のJ. Wilhel 神父が、初代本堂神父として赴任。沓洞地区の丘の上に定礎式を行う。設計はE.Coste 神父。1897年にゴジック様式の平屋建て教会が建てられた。1937年、シザレー神父の設計で、聖堂の外観を煉瓦で増築するロマネスク様式工事により十字型の祭壇を作った。

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以上、租界終わり。


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