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桜島ドッカーン!


桜島が爆発的噴火、大量降灰

鹿児島市・桜島の南岳山頂火口と昭和火口で、24日夜から25日未明にかけて爆発的噴火が相次ぎ、東風に乗って大量の火山灰が同市街地に降り注いだ。降灰の影響で列車の運転の見合わせなどが続き、市民らはうんざりした様子で車や歩道に積もった灰を洗い流す作業に追われた。

鹿児島地方気象台によると、24日夜に南岳で約1年半ぶりに爆発的噴火を観測したほか、25日未明には昭和火口で4回の爆発が相次いだ。25日午前9時までの24時間降灰量は1平方メートル当たり249グラムに上った。(2012年7月26日 読売新聞)



ええ、見事に私の滞在日にドッカーンでした。

桜島って鹿児島市内から近すぎる・・・

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(黄色と黄色の線の中側が降灰域)

7月24日の夕方。

桜島を見ながら鹿児島在住某氏が「最近は大きな爆発はないんですよ。降灰もほとんどないですし」と言うので、「私がいるときに爆発なんて無いですね〜」「ええ、あったら貴女はマグマ大使」なんてくだらないトークをしていたんだけど・・・

18時位に鹿児島中央駅近くの魚を出す居酒屋で飲み食いしていましたの。店は平屋なので外の様子とかわかる。19時過ぎかな「ゴロゴロ〜」って雷鳴のような少し違うような音がして、「雨?」って外をみたら・・・

本降りの雨のように火山灰が降っている!

じゃないですか!

歩行者はみんな雨傘をさしているし、「うーーーむ、降灰にも使えるんだな、傘って」と関心してしまった。何せ初めてのことでビックリよ。

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(同行者のピカピカの車はこんな感じ)



翌朝・・・

車が通るたびに火山灰が舞い上がっちゃって視界が真っ白。歩行者はタオルで顔を覆ったり、傘を差したりしていたけど、不思議とマスクをする人は極めて少ない。

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花粉用のマスクをしてみたけど普通に吸い込んじゃうのよね(細かい火山灰には意味が無いかも)。だからタイルを幾重かに折って口と鼻を覆った方が効果的なのね・・・ってことがわかった。

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写真では綺麗にみえる路面電車も、実は灰だらけ。

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ガソリンスタンドは洗車待ちで列をなしていたが、「昨日の爆発をみると何日間か降灰がありそうなので、洗車はしばらくいいや」という人も少なからず。でも錆びるのよね・・

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「敵の懐に飛び込んでみる」

桜島に行ってみた。

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鹿児島本港(桜桟橋)と桜島港(袴腰港)のフェリー(片道150円)で15分、船尾より桜島をみると、あらら・・・鹿児島市内に向かって降灰しちゃっているじゃないの(東の風)。

桜島に渡ったら、そこは灰だらけ。
手すりも標識も灰を被って見えやしない・・

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ひとりだし「バイクで島内一周」しようかとレンタバイク屋に行った。

だがオバチャンは「昨夜の爆発で小石や火山灰で道が危険なのね。細かい火山灰は市内に行くけど、大きいのは桜島に落ちるから・・。火山灰・火山灰より大きい小石・火山灰・・の層になっているから県外の人は危ないの。火山灰はほんと滑るから」と言う。

東西約12km、南北約10km、周囲約55kmの火山島(正確には大正3年の噴火で大隅半島と陸続きになった)だから走行距離はまあまあある。無理して怪我しても洒落にならない。それにまだ降灰しているらしーし。

スズキのワゴンRを借りました・・・
(バイクと2,000円しか違わないし)

オバチャン、「うちは自転車を借りる人がほとんどだから…」といいながら2時間4,500円(保険・ガソリン代込み)を3時間ちょいすぎに無料で延長してくれた。

今回の爆発は、鹿児島市内側の南岳山頂火口でドッカーーーン、いつもの昭和火口でも常時ドッカーン。風向きが東なので、島の西〜北側は無傷らしい。島の西北から北→東のルートで回ることにした。

周回道路の北側は確かに降灰なし。

周回道路から内陸部に入り「湯之平展望所」に行ってみた。

展望所に行く道は幅広く快適だった。だが山を登り始めると降灰でセンターラインがよくわからない。今回の爆発で山は降灰している。試しに車を滑らせてみたらトゥルントゥルン〜に滑る。こえー!

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展望所より北岳・中岳・南岳をみる。
土石流が扇状地をつくったのがよくわかる。

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扇状地は水はけが良いため、桜島大根や桜島小みかんなどの特産品はここで生産されている。

桜島はこの看板がわかりやすかった。

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周回道路(県道26号線)に戻って北上していたら、おおっ?

日本海軍魚雷格納庫

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桜島の城山台地を中心に、陸軍の高射砲基地(6門)と海軍の魚雷基地があった。これは魚雷格納庫で海岸までレールが敷かれていた(海岸まで10mくらい)。

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なお桜島港(袴腰港)近く、桜島自然恐竜公園がある山の麓に掘られた壕は、第5特攻戦隊第32突撃隊司令部。説明板はきちんとかかれているのに全面閉鎖中。


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説明板→「壕の高さ・幅はともに2~3m程で、手掘りによって作られたトンネルが網の目状に張り巡らされています。総延長は約650m。壕の中には魚雷保管室や動力室がありました。この基地はアメリカ軍の本土上陸を阻止するために編成された海軍特攻戦隊の一つ「第五特攻戦隊」の司令部です。

ここの近くには通信施設もあり、佐世保鎮守府や南九州一帯に配備された各突撃隊との連絡を行っていました。まさに本土決戦に備えた日本の海防の要だったのです。

また、この基地の通信兵として暗号解読などにあたっていたのが作家・梅崎春生です。彼はここで終戦を迎え、その時の体験をもとに戦争文学の傑作と言われる小説「桜島」を書きました」





アコウ群(天然記念物)
鹿児島県鹿児島市桜島藤野町

アコウは亜熱帯性のクワ科の常緑高木で、高さは20mで直径2~3mにもなる。樹皮はきめ細かく幹のまわりから縄を垂らしたように多くの気根を垂れ下げ、それが岩や露頭などに張り付いたり地中に入って新しい幹となる。イチジクに似た果実は熟すと食用になる。

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日本国内でのアコウの分布は、紀伊半島南部・四国南部・九州・沖縄等の海岸部に主に自生している(北限は佐賀県唐津市)。

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鹿児島や沖縄では防風樹、防潮樹、屋敷林として使われているそうで。



黒神埋没鳥居(黒神地区)

大正3年(1914年)1月12日の大噴火。噴火は約1ヶ月間続き、桜島の東部に位置する8つの集落が溶岩で埋没した。 死者58名。黒神地区にあった原五社神社の高さ3mの鳥居は、上の笠置の部分だけ残して埋没(この地区では全戸687戸が全て埋没)。

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(当時の写真)

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(昭和33年に県の天然記念物に指定された)

大正3年の大噴火では約30億トンの溶岩が流出。島だった桜島と大隅半島の間の海峡(距離最大400m最深部100m)を埋めて陸続きなった。



黒神町「奥山採石場」横の路側帯

フェリー乗り場前の観光案内所では「1番眺めのいい展墓所」とのことで行ってみた。1番大きい昭和火口がはっきり見える。

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昭和火口は南岳の東斜面の標高約800mにある。1946年1月、昭和溶岩を流し出した火口で、2012年3月にも爆発的噴火を起こしている。

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ちなみに2012年7月24日の夜に爆発したのは、昭和火口ではなく南岳山頂火口の方。昭和火口はちょくちょく爆発しているけど。



昭和噴火や大正噴火で流れ出た広大な溶岩原

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(対岸は大隅半島)



車は東から西へ。

林芙美子文学碑を過ぎたあたりから、道路上に火山灰が舞う。これは2012年7月24日の夜に爆発した南岳山頂火口からのもの。翌日も断続的に降灰していた。南岳山頂火口が昭和火口より噴煙量は約60倍も多いとのこと。

車間距離を最低でも100mはとらないと前が見えない!

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集落は灰だらけ。大きな噴石が4合目まで達したそうだが、この集落は海の近くなので噴石による被害はなし。

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降った火山灰を掃除する車が何台も出動していたが、降灰は止まない。この灰は風に乗って鹿児島市内に降っている。ここ桜島では火口が近いことから灰の粒が比較的大きく、その灰も鋭角なので肌に当たるとチクチクする。

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街路樹も厚めの灰を被っている。約30万トンの火山灰が降った。

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桜島港近くの駐車場の車も灰だらけ。

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今回の南岳山頂火口の火山灰は久しぶりの爆発だったため、土中に溜まったガスが一度に放出されたため、昭和火口のものと比べ硫黄成分が多いとか。この火山灰に雨が混ざると酸性の成分が溶け出し金属を侵食してしまう。酸性に弱いメッキは錆びつく。

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桜島マグマ温泉
桜島溶岩なぎさ公園足湯

桜島港の近く。地下1000メートルから湧き出る温泉。ナトリウム塩化物泉で源泉温度は51.4℃。入浴は国民宿舎レインボー桜島で可。足湯は隣接する海岸にある。全長101mで屋外では日本最大級だそう。

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緑+赤茶けた鉄分を含んだ濁った湯(透明度は5cm程度)。酸性の湯は肌がピリピリする。湯加減は場所次第で注ぎ口は熱い。



鹿児島市内に戻るフェリーに乗り船内のテレビをみていたら、画像内に「桜島噴火情報」が出ていた。

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ちょっと時間があったので市内の天文館近くにある「霧島温泉」という公衆浴場に行く。鹿児島市は市内の源泉数280と県庁所在地1を誇る温泉都市。市内の銭湯のほとんどが温泉とのこと。

霧島温泉
鹿児島市西千石町6-20
099-222-4311
6:00~22:30
定休日:毎月15日
料金:360円
泉質:塩化物泉

戦前からあった銭湯だが第二次世界大戦の戦災で焼失するも昭和25年に復興。なかなか渋い建物だった。浴槽が浴室の真ん中にあり、蛇口やシャワーは昭和そのもの。脱衣場の天井は秋田杉、浴室のタイルは有田焼。

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無色透明の湯、ほんのりと磯の香りがする。肌がツルツル、しっとりする良質の湯。



いい湯に入り、空港行きリムジンバスに乗ろうと外に出たら、火山灰が景気よく降っていた…。火山灰で視界が悪い。

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駐車場も火山灰が積もっていた。

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雨傘で身体は灰を浴びなかったけど、荷物は灰だらけ(200m位しか歩いていないのに)。足下も灰だらけ。

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鹿児島空港には「足湯」があるので、ここで足を洗ってすっきり!

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「天然温泉足湯おやっとさぁ」

ナトリウム炭酸水素塩泉(重層泉)で湯温は46.6度。無味無臭無色透明のすべすべの湯。「おやっとさあ」とは方言で「お疲れ様」という意味。

お疲れ!
自分・・・w


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赤カナリア♂のアカオさんは2011年8月4日に虹の橋へ旅だってしまいました☆

旧ブログ→http://harukovsky.cocolog-nifty.com/blog/

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